いいかげん暮らし

なるべく丁寧、疲れたら手抜き

流産で辛い時に、少し心が癒されたこと

7年にわたり、4度の流産を繰り返す中、辛くてどうしようもない時に、それでも少しだけ心が癒されたことがあります。

猫と暮らし始める

 【目次】クリックすると、読みたいコンテンツに移動します。

動物と暮らす

1度目の流産後、当時住んでいたアパートの隣の公園で、雨の中、2匹の子猫が捨てられていました。見るに見かねて家に連れてきたのですが、辛い時にいつも側にいてくれる猫たちに、どれだけ救われたことか。空に帰ってしまった最初の赤ちゃんが、これから長い間、辛い思いをするであろう私のために、大好きな猫を送ってくれたのかな。ありがとう。

猫に限らず、ペットを飼ったり、動物と触れ合えるところに行ったりすることは、少し心を癒してくれるかもしれません。

スポンサーリンク
 

日記を書く

日記を書く

最初の流産後、1か月ほど家から外に出られなくなってしまったのですが、ようやく外に出てみようと思い、文房具屋さんの前を通った時、ふと日記を書いてみようという気持ちになりました。11週と短い間でしたが、お腹の中にいてくれた子に名前を付け、毎日呼びかけながら、今日は何をしたね、何を食べたねということを語りかけるように日記に書いていきました。私にとってはこのことがとても、心の安定につながりました。

指輪をつくる

十字架の指輪

お墓をつくることはできないので、十字架の指輪をつくりました。指輪の内側に、子の名前を彫りました。身につけていると、一緒に生きているような気がして、心が休まりました。

本を読む

起きている間は、辛い気持ちを紛らせたい一心で、とにかく本を読んでいました。泣ける本ばかり選んでいました。1度目の流産の後にちょうど、「1リットルの涙」が本屋さんに平積みされていたことを、今でも覚えています。重松清さん、東野圭吾さんは、辛い思いをしている人の心に寄り添う、優しいストーリーが多いので、この時期一気に読みました。

1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 (幻冬舎文庫)

1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 (幻冬舎文庫)

 
流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)

 
その日のまえに (文春文庫)

その日のまえに (文春文庫)

 
手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

 
時生 (講談社文庫)

時生 (講談社文庫)

 

趣味を始める

バイオリン

音楽教室に入会し、バイオリンを始めました。練習をしている時は、辛いことを忘れて、没頭できました。そしてクラシック音楽が好きになり、家でもずっとCDをかけるようになりました。美しい旋律に、癒されました。

今思い出してみると、このようなことが、少し辛さを和らげてくれたように思います。でも本当に辛い時期は、どんなことをしても心が晴れず、だれにも会いたくない、何もしたくないと、殻を閉じていました。そんな時、夫が一緒に泣いてくれて、あえて笑える漫画を読むよう、買ってきてくれたのも、とてもありがたかったです。(その一つが「のだめカンタービレ」でした。漫画に触発されてバイオリンを始めたのです。)

今、流産で辛い思いをしている方のご家族や友達が、心配して、何かできないだろうかという思いから、この記事を読んでくれているのだとしたら、ぜひこのようなことも、お勧めしてみていただければと思います。

心が癒されることは人それぞれですが、少しでも参考になれば嬉しいです。

スポンサーリンク
 

*こちらの記事も合わせてどうぞ