到底およばないのですが、「鳥栄」さんで食べてから、家の鶏鍋はこの食べ方が定番となっています。子どもも旦那も大好き。心も体もぽかぽか。スープを飲み干す美味しさです。
「鳥栄」さんの鳥鍋のつくり方
材料
- 鶏肉は美味しいものを、一人300gぐらい用意。できれば鍋用や唐揚げ用に切ってあるものが楽です。お店によっては鳥の筋(白いひもみたいなもの)を取らずに切っているところがあるので、丁寧に筋取りをしているお店から買います。丁寧に切ってあるお店のお肉はたいてい美味しいです。
- ねぎも美味しそうなものを選んで。傷が少なく、皮と中身が締まっているもの。皮がふわっとはがれそうなものや、柔らかいものは日が経っているかも。
- 豆腐も美味しいものを。鳥栄さんのは確か焼き豆腐。でも絹で美味しいものを選びます。
- 大根。半分から1本すりおろしてしまいます。
- あとは美味しい醤油と塩と、ご飯を用意。
鳥栄さんの具はシンプルにこれだけ。あと、卵の黄身がひき肉の真ん中に乗った、美味しいつくねもありますが、つくねに何が入ってるか不明なので、これは家では割愛します。
作り方
- 鶏肉はざるに入れてさっと洗い、鍋に入れます。お水をたっぷり入れて蓋をして火にかけます。
- 沸騰したらあくがすごいので、丁寧に取ります。黄色い油は美味しい鶏油なので取りません。
- これくらあくが取れたら、蓋はしないか、少しずらすかして30分煮込みます。
- その間に、豆腐とネギを切り、大根をすりおろしておきます。
- 鶏肉を煮てから30分経ったら、最後に豆腐とネギを入れ、食卓のコンロの上に出します。
食べ方
- 鳥栄さんではまず鶏肉から食べます。大根をおろしをたっぷりかけ、しょうゆをちろっでいただきます。はぁ~、シンプルに美味しい~。
- 豆腐とねぎも同じくシンプルに。素材の味を味わいます。
- 具を堪能したら、スープをいただきます。塩をいい加減に入れて。んんまいっ!鶏さん、ありがとう。
- そしてお楽しみが、炊き立てご飯に、大根おろしを乗せて、塩をかけて、スープをたっぷりかけていただくスープかけご飯です。これ、鳥栄さんでも何杯お代わりしたことか。お酒をたくさんいただいて、ほろ酔い加減での〆の雑炊。大根おろしがたっぷりだから、食べすぎ飲み過ぎで疲れた胃を、ちょうどよく和らげてくれるのです。
今日も完食(笑)。これだけもりもり家族がご飯を食べてくれると、本当にうれしくなります。
ここ数年、鳥栄さんにうかがっていませんが、また行きたくなってしまいました。ちょうどこの時期、人気で予約が取れないんですよね。
懐かしくて居心地の良い日本家屋のお店。窓を開けて夜風に当たりながら、陶器のようにつるつるの、見るからに上質な炭と鉄鍋で、どこまでも澄んだスープでいただく、柔らかくて優しい味わいの鶏肉。内臓も全く臭みがなく、苦手な先輩もここでは食べているぐらいです。
おかみさんもお店の方も気持ちのよい方々で、大根やスープを何度もお代わりしても快く二階に運んでくれます。
こういう素敵なお店が子どもが成人するまで続いてくれるといいな。そして一緒にお酒を飲みながら、「ママがつくっていたのは全然違ったじゃん!」と言われながら鍋をつつきたい。どうかそんな日が迎えられますようにと、ワインを飲みながらいい気分で娘に残す記録を書いている私です(笑)。
一緒に食べるご飯は「かまどさん」で。ほんとに美味しいご飯が炊けます。
*こちらの記事も合わせてどうぞ。