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膝痛完治までの体験談:いつまで続く?しつこい膝の痛みに悩まされた私の、原因と対策、治るまで

47歳にして、ついに膝の痛みがやってきました(泣)。お陰様で今では完治しましたが、その時の経過や、治るまでにどれくらいかかったのか、試してみて良かったことなどをまとめておきたいと思います。膝が痛い

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それは「正座をすると違和感がある」状態から始まりました

洗濯物をたたむ時に、正座をすることがあるのですが、去年の暮れぐらいから、「あれ?正座をすると右の膝の内側が痛いぞ」と違和感を感じたのが始まりでした。

でももういい年だし、太っているし、膝の痛みは結構みんな経験するというから仕方ないかと思い、横座りをすることでやり過ごしてきました。そして正座をやめて、ダイエットして少し痩せれば治るだろうと、甘い考えでいました。

今から思うと、この時に外科に行っていれば、痛い思いもせずに、早く治っていたのかもしれません。病気は早いうちが肝心といいますが、膝の痛みも早めの対処が肝心のようです。

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ついに正座ができなくなり、しゃがめなくなる

それから2か月かけて、違和感は痛みへと変わっていきました。何かの拍子に膝をくの字に曲げてしまうと、ずきーんと痛みが走るようになり、正座することもできなくなってしまいました。45度ぐらいまでしか、膝を曲げることができなくなってしまったのです。

そして床を拭こうとして、膝を床についたり、落ちた物を拾おうとして膝を曲げたりすると、激痛が走るようになってしまいました。こうなると家事もままなりません。

床拭きの時は膝パッドを導入してしのぎました。


Yamay 膝パッド

まずは整骨院へ

まずは以前しつこい肩こりを、たった一回の施術で直してくれた先生のところに行きました。体の歪みを治す無痛整体です。肩こりはあんなにあっさり治してくれたのに、残念ながら膝の痛みは、一カ月通っても治りませんでした。

ついに病院へ、そして水抜きにビビる

さすがにこれはまずいと思い、かかりつけの外科に行きました。

まずは触診とレントゲン検査でした。私の場合、触診で「ぶよぶよして水が溜まっているから、水を抜きましょう」ということになりました。レントゲンを撮るのは、骨に異常がないかどうかを調べるためです。

その結果、多くの高齢女性がかかる「変形性膝関節症」の疑いはなくなりました。(膝関節の病気については、「公益社団法人 日本整形外科学会」さんのサイトにまとめられていますので、そちらがとても参考になります。(※リンクが貼れませんが、「HOME>一般の方へ>症状・病気をしらべる>膝関節の症状一覧」で、自分の症状から病名を調べることができます。)

水を抜けばすぐに治ると先生(A先生とします)は言ったのですが、びびった私は「水を抜く以外に何か方法はないでしょうか?」とA先生に訴えました(笑)。

それで鎮痛剤(セレコックス)を2週間服用し、痛い時に湿布(モーラステープ)を貼って様子を見ましょう、ということになりました。A先生曰く、鎮痛剤を長期間飲むことで痛みが治まり、それによって水が抜ける人もいる、ということでした。

でももしかしたらこの時水を抜いていたら、すぐに治ったのかもしれません。膝の水を抜いたことのある先輩から、「つーんとする痛み。結構痛いよ。」と聞いていて、痛みに弱い私は、すっかりびびってしまっていたのです(笑)。

案の定痛みは治まらず、MRIで「タナ障害」と診断される(A先生)

2週間が過ぎ、痛みはすこし和らいだものの、治まることはありませんでした。曲げ伸ばしをすると、膝の内側、お皿の下のほうが痛いのです。

そうすると今度は、原因を明らかにしようとMRIを受けることになりました。レントゲンでは骨の異常が分かりましたが、MRIでは半月板など、軟骨の異常が分かるのです。

結果、「タナ障害」であることが判明しました。「タナ障害」とは簡単に言うと、膝にある膜のようなものが、関節に挟まったりすることで痛みが発生する症状のことを言います。

MRIを受けなくても、「タナ障害」かどうかを推測するのは実は簡単で、膝の曲げ伸ばしをした時に、ポキポキ音がすると、タナ障害の可能性があります。言われてみれば私は昔からポキポキ鳴っていました。(※膝の痛みが完治した今でも、ポキポキ鳴っています。)

手術以外、完治させる手段はないので、もう少し鎮痛剤を飲み、湿布を貼って、痛みが治まるのを待つことになりました。
「タナ障害」については、「膝の痛み 全解説」のサイトに詳しく説明されていますので、気になるかたはどうぞ。

痛む場所があちこちに移動、「変形性膝関節症」と診断される(B先生)

ところが痛みは治まらず、当初、膝の内側だけだった痛みの場所が、ある時は外側、ある時はお皿の上のほうと移動していきました。そして歩こうとして足を動かすたびに、鈍い痛みが走るようになってしまいました。

私が通っていた外科は総合病院だったので、日によって先生が変わるのですが、痛みに耐えかね、主治医であるA先生が担当でない日に病院に行きました。

こんどはB先生です。B先生は患部を見もせず、「お年だから変形性膝関節症でしょうね~」と診断。私が「A先生にレントゲンを撮ってもらって、変形性膝関節症ではないと言われました」と言っても、「レントゲンでも分からないこともあるからね~」と、断る間もなく膝にステロイド注射を打たれてしまいました。まさか注射されると思っていない内に終わったのが良かったのか、痛みを感じる間もありませんでした(笑)。

ステロイド注射でも治らず、C先生にかかり、ようやく完治する

その後インターネットで調べてみて、ステロイド注射は膝の痛みにかなり良く効くということが分かったのですが、私の場合は全く効果がありませんでした。

痛みに耐えかね、3日後に再び通院。今度はC先生の診察となりました。曰く、「病名は確定できませんが、太っていることや、育児、冷え、疲れなどの様々な理由で膝が痛くなることは、年齢が高ければよくあること。病名を探るよりも、痛みがなくなるようにしましょう。」ということ。そして、ステロイド注射は痛みがある場所に直接打たないと効果がないことを教えてくれました。知りませんでした!確かに、B先生は、痛い箇所も聞かずに、膝の横に適当に打っていました。

結局C先生に、痛みの個所にピンポイントでステロイド注射を打ってもらうことで、翌日から膝の痛みがすっかり消え、完治したのでした。ここまで5か月かかりました。

(まとめ)膝の痛みを早く治すためには

痛くなったらすぐ病院

放置しておくとどんどん痛くなります。完治まで5か月かかってしまいました。

病院(先生)選びは慎重に

結局3人の先生にかかりました。総合病院では、医師の紹介がサイトに掲載されているところがありますよね。最後はそれを見て、「膝の専門」という先生を選んでかかりました。その前にかかっていた2人の先生は、「肘の専門」と「外科部長」でした。これでもだめだったら、膝専門病院である「東京リウマチ・膝関節治療センター 自由が丘整形外科」にかかろうと思って予約をしていました。幸いその前に治りましたが。こちらの病院は人気で、2か月後(!)にようやく初診の予約が取れるという状況でした。

痛みを和らげるために効果があったもの

アイシングや、患部の温めに効果があるかどうかは、人それぞれなのではないでしょうか?私の場合、アイシングは効果がありませんでしたが、桐灰化学さんの「膝ホットン」が良く効きました。じんわりと長時間温めることで、温めている間は痛みがひいていました。安くてこんなに良い商品なのに、なぜか口コミ情報が少ないんですよね。


膝ホットン

 

あくまでも私の個人的な体験談ですので、全ての方に効果があるかどうかはわかりませんが、少しでも、いま膝痛で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

※追記:2017年4月現在、膝は全く痛くなく、再発もしていません!正座もできています。

(投稿日:2016年10月26日 /更新日:2017年5月20日)

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